中野信子氏に学ぶ「戦争はなぜ起こるのか?」

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この記事は『堀尾正明+PLUS』(TBSラジオ)内の「中野信子の、人生を変える脳の使い方」というコーナーの脳科学中野信子氏の意見等を要約した記事です。

 

<戦争はなぜ起こるのか?>

 

人間は他人の意見に不寛容です。その気持ちを利用されて戦争が起こってしまうことああります。

 

人間の99%というのは自分とは異なる意見に不寛容です。

 

そして、大災害や不況など社会がショックを受けた状態に、世のため人のために自分ができることはなんだろうという気持ちが高まることで、不寛容な気持ちもそれに伴い高まりやすくなります。なぜかというと自分が世のため人のために何かしてるのにそれに協力しないとは何事だという気持ちも同時に高まるからです。

 

戦時中は、花を飾るだけで戦時中なのに何を贅沢してるんですなどと怒られるのが、例のひとつと言えるでしょう。

 

また、人を叩くというのは気持ちがいいことと人間の脳にプログラミングされています。大災害や戦争の時はその気持ちも過剰に働きます。それによって、戦争が激化する方向に行きます。不寛容な気持ちは高まって、非国民とか裏切り者とか、よそ者を差別する排斥主義になったりしてしまうのです。

 

この快感とか義侠心を利用して勢力を拡大した人というのがいました。それはヒトラーです。

 

この人はそういう気持ち、善意の不寛容を利用するのがとても上手でした。これによって勢力を拡大して台頭したのがナチスだったと解釈できます。 

 

このような不寛容な気持ちを利用してくる人に騙されないのにはどうしたらよいのでしょうか。

 

それは、気持ちいいことを言う人が現れたら、この人怪しいぞと思う訓練をするということ。また、誰かを叩きたいと思ったら、これは快感の虜になっているのかもと立ち止まって考えた方がいい。

 

人間の脳はそもそも自分と異なる考えには不寛容です。戦争したい人にそれを利用されないようにしましょう。

 

 <不寛容にならないタイプの人はサイコパス?>

 

ちなみに、不寛容にならないタイプの人もいます。戦争中に花くらい買ったっていいじゃないかというような人。

 

この人たち実はいい人のように見えますが、世のため人のために誰かをバッシングしようという気持ちが起こらない、合理的すぎる人です。現代でいうとサイコパス

 

共感性が薄くて自分の合理的な得しか考えない人たち、バッシングをすることで得をしないとわかっていてやらないだけで、一見寛容風に見えますが、本当は冷たくて信用するのには、どうかなという人たち。